稲刈りを行った10日、地区の土木委員さん、市役所の建設課長さん、県民局(旧地方振興局)の工務担当者さんがやってきた。
事の発端は、田植え後に水充てをしている頃にさかのぼる。
水路から水を引こうと蓋を開けると、大量の土砂が用水路から田んぼ側水路に流出。
いろいろ調べると、上流の耕作放棄地を埋め立てた土砂が用水路に大量に流入していたことが判明。
昔のオープン式水路なら自分たちで土砂を取り除けたのですが、新しい県道を建設した際、河川を曲げて、県道を通し用水路も新しい県道の側壁と一体化したクローズ式水路へと作り替えられた。しかも、水路の深さは所によっては2mを越えている。幅は人が入れるギリギリの幅程度。用水路から取水する箇所だけ上部のコンクリート製蓋がグレーチングという金属製編み目の蓋になっている。
そのグレーチングの蓋をあけて、鋤簾で土砂をかき出そうとしたが、狭くて・暗くてとても作業が出来なかった。
用水路の所々に、そうした流入土砂を沈殿させる大きなマスを設置してあるが、土砂で満杯となっていた。
一応、自分たちで取り除ける土砂を取り除いてから、地区の土木委員に対応を検討するように要請していた。
その対応が10日にあった。
同じ水路を利用する後輩君にも参加してもらい、彼は土木設計のプロなのでその目線から県の担当者と折衝してもらった。
結果は、満足するものではなかったが、今よりはベターかな?というものだ。
今回改めて感じたが、「公共工事って、誰のための物なのか?っていう視点が抜けているなー」と。
道路は、車を利用する人、バイクの人、自転車の人、歩く人、そして地元で生活している人が使いやすい形に。
今回の水路では、水路を使う我々の使いやすい形に、して頂くのが「公共」の意味だと思う。
そうした視点の欠けた設計で作られたものにみんなの税金を使うことに無神経な担当者がほとんどだ。
役所は縦割り組織だから、こうした失敗が手直しを担当する部署に上がっても、計画を担当する部署にはフィードバックされないようだ。後輩も「百姓仕事を知らない設計者に図面を書かせた責任は県にあるよ」と苦言を呈していた。
私も、「完成後不具合が起きてから、要望を聞きに来るより、設計する前に要望を聞きに来るべきじゃろ」と。
こんな小さな町の、この程度の工事で、これだけセンスのない工事をしてムダ金を使っているのなら、県全体ではどうなっているのだろうか?と考えると、ゾッとする。
そろそろ朝からの雨も上がり始めた。
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金木犀もたっぷりの雨に香りを奪われたようだ。

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